女性に多い泌尿生殖器系の病気とは

女性の骨盤内には子宮や膀胱、直腸などのさまざまな臓器が収められており、これを筋肉が取り巻くようにして支えています。しかし、女性の場合は男性とは異なり、出産などの大きなライフイベントを伴うことから、こうした筋肉が緩んで臓器の位置が以前とは変わってしまうようなことがみられます。その結果として、男性よりも特に泌尿生殖器系の病気で悩む場合がどうしても多くなります。
例えば、「腹圧性尿失禁」は、咳やくしゃみをしたときなど、下腹部に力を入れた瞬間に、意図せずに尿が漏れてしまうというもので、運動のほかに薬物や手術によって治療します。「急性膀胱炎」は、細菌への感染によって発症し、排尿時に痛みがあったり、残尿感があるといったもので、抗生物質を服用して治療します。「骨盤内臓器脱」は、子宮などの骨盤内にある臓器の一部が外に飛び出してしまうというもので、訓練や手術によって治療します。
こうした女性特有の泌尿生殖器系の病気ですが、なかには性器からの不正出血の原因となっているものもあり、症状をよく観察し、検査をしてみないと、子宮がんなどの他の病気などとまぎらわしいものも存在しています。
避妊目的でマーベロンのような低用量ピルを服用している場合についても、副作用のひとつとして不正出血がみられる場合があります。マーベロンのような低用量ピルは、従来のピルとくらべて副作用は少ないのが特徴ですが、体質によっては不正出血のほかに吐き気、頭痛などの副作用が生じることがあります。
こうしたマーベロンの副作用は、錠剤中のホルモンの成分に体が慣れるまでの数日から2週間程度に起きることが多く、しだいに消滅しますが、他の病気の心配がある場合は産婦人科や泌尿生殖器科などを受診するのが適当です。